資料

ヘレン・ケラーとサリバン先生=120年前の写真を発見

『本記事は、時事通信「時事ドットコム」より転載の許諾を得ております』
ヘレンケラーとサリバン寄り添うアン・サリバン

幼少期のヘレン・ケラーと家庭教師のアン・サリバンを撮影した120年前の写真がこのほど見つかり、米非営利団体ニューイングランド歴史系図協会(マサチューセッツ州ボストン)が5日、公表した。ケラーの子供時代の写真はほとんど残っておらず、同協会は「最も重要な写真の1枚」としている。
 この写真は1888年7月、ケラー一家が避暑のために滞在していた同州ブルースターで撮影された。いすに座って人形をひざに乗せた当時8歳のケラーと、彼女に寄り添うように腰を下ろしたサリバンが写っている。
 前年にケラーの教育係になったサリバンは、ケラーの手のひらに指で繰り返し「人形」の文字を書くことで、彼女に言葉を理解させたとされる。
 この写真は同州在住の男性から寄贈されたアルバムを調べているうちに見つかった。男性の話によると、男性の母親が子供のころ、ケラーの遊び友達の一人だったという。
                                          

 「人形(doll)」の文字は、ヘレンケラーがサリバン氏と出会って初めてつづりを書いた単語といわれています。

TOPに
もどる