全国盲ろう教育研究会 第4回定期総会・研究協議会報告

中澤会長の講演の画像
第4回研究協議会・中澤会長の講演の様子

 2006年8月10日(木)・11日(金)、独立行政法人国立特殊教育総合研究所を会場に全国
盲ろう教育研究会 第4回定期総会・研究協議会を開催いたしました。
盲・聾・養護学校の教員、福祉施設指導員、盲ろう児童生徒の保護者、通訳介助者、大学教
員、研究者、協会職員、学生など63名(盲ろう児生・ボランティア・通訳者をのぞく)の方の参
加がありました。
 講演や実践報告に共感・感動し、9のポスター発表に耳を傾け、分科会では大いに語り合っ
た3日間でした。また、ロビーでは夜を徹して、語り合う姿があちこちで見られました。保護者の
方と参加した盲ろう児童生徒もプールをたっぷり楽しみ、かき氷パフェなどのおやつを作って
楽しんでいました。

 「光道園における盲ろうの利用者への支援について」と題しての社会福祉法人 光道園 高
田 涼子・松ヶ谷 容子氏の講演では、光道園の開設の理念と今日までの歩み、長期的な見
通しの上に立って、利用者とじっくり向かいあっていく姿勢、職員の一丸となった取り組みや研
修のあり方、そして、心を通わせながらの実践を話していただきました。
 2日目の「手探りで覚えた一本背負い 〜その背景〜」と題しての広島盲学校 田中 貴美・
三浦憲一氏の実践報告では、K君が大好きな柔道を通して、世界が広がり、人とのつながりを
豊かに育ててきている様子、柔道に懸命に打ち込んでいる姿について、映像を交えながらの
報告がありました。
 また、ポスターセッションや4分科会(乳幼児期、学齢期、成人期、盲ろう児生を初めて担当
したあなたへ)では時を惜しんで、語り合う姿があちこちでみられました。

 なお、11日に行われました定期総会では、活動報告・計画、決算報告・予算について提案通
り承認されました。

 定期総会・研究協議会開催にあたりましては、通訳者、ボランティアの方をはじめとして多く
の方々のご協力を得ましたこと、心より感謝申し上げます。
                            (詳細については、会報にて報告いたします)